
もう寝ようか、という頃、窓からそっと街の方を見る。
夜の街の光は、わくわくするような高揚感を煽る。
夜
という妖しい魅惑に惹かれるような、そんな感じだ。
あの光の中に行ってみたい。怖い気もするが興味がある。
そこは自分の知らない世界だ。
今、
じぶんのいるところから抜け出して、そこへ行ってみようか。
そんな勇気はない。
こ
のはざまの中で、いっそう夜の街の、一種の魅惑は強くなる。
いつか夜の街が自分の知らない世界でなくなり慣れてしまう
ならば、魅
惑を感じられなくなってしまうのだろうか。
見慣れた街にスパイスを与えてくれる夜の力を。