〜♪


ここにベルを飾って〜 あと、靴下もつけよっかな〜


星はやっぱり目立つように前につけよっかな〜





Christmas






「・・・オイ。俺のサンダーに何してるんだ。」


「クリスマスツリーないから・・・クリスマス単車?」


「俺にコレに乗れってか!!?」


「うん。鉄生、目立ちたがり屋じゃん。コレなら注目の的だよ!」


「目立つの意味が違うだろーが!!!」


「ぶー。 いーじゃん。かわいいし。」


「武装戦線が、かわいさを求めてどーする!!」





ったく、俺の気持ちも知らないで・・・


「クリスマスなんて、かんけーねぇよ。いつも通りバイトだしな。」


俺がそういうと は 不満をたれながら俺のサンダーを元に戻した。







クリスマス当日。


街は華やかで、行きかう人々も輝いて見える。


「鉄生のとこ、寄ってこうかな・・・」


付き合っているわけでもないのに、クリスマスにわざわざ会いに行くのも気が引ける。


私は一人寂しく家へと帰る。




ふと部屋の時計を見ると、クリスマスが終わるまであと30分ほど。


ブォォン・・・


「え・・・?」



外からは聞きなれた単車の音。



慌てて外へ飛び出すと、そこには飾り付けられたバイクに乗るサンタがいた。


出前のラーメンを下げている。






「サンタさん?ラーメンなんて注文してませんよ?」


からかい気味に言う。



「ばかやろう。こういう日に恋人に会わなくてどうする。」


「え。」


「メリークリスマス。好きだ


私は出前サンタに抱きついた。












「あんなに飾りつけ、嫌がってたのに。」



「俺は前々から計画してたんだよ。


それがお前が先にやるもんだから、楽しみがなくなっちまっただろーが。」



「ふふっ。最高のクリスマスプレゼントありがとう。サンタさん。


好きだよ。鉄生。」







・・・・・・・・・・・・・・・・・






1年前の出来事。


あれから私たちは付き合い始め、一緒に楽しいときを過ごした。




今年は誰も会いには来てくれない。



ただ一人、夜空を眺めよう。





work   
top